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EVIL A LIVEフェス2024

CSのエムオンでEVIL LINE RECORDS 10th Anniversary FES.“EVIL A LIVE” 2024が放送・配信されます。

放送・配信日時 チャンネル
8/6(火)20:00~ エムオン

ここでしか見れない番組のためお見逃しなく!

本番組はスカパーからエムオン契約後、スカパー番組配信でネット視聴もできるので、CS放送がテレビで見れない方も見ることができます。

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EVIL A LIVEフェス2024のレポート

ももいろクローバーZやヒプノシスマイク、カリスマなど、多彩なジャンルのアーティストが所属するキングレコードのレーベル「EVIL LINE RECORDS」(以下ELR)。その設立10周年を記念して、「EVIL LINE RECORDS 10th Anniversary FES.“EVIL A LIVE” 2024」が5月4日に東京ガーデンシアターで開催されました。

この日のライブには、ELRと兄弟レーベル「HEROIC LINE」に所属する12組のアーティストが出演しました。アイドル、ラッパー、声優、ボーイズグループ、ロックバンド、シンガーソングライターなど、さまざまなカルチャーが入り混じり、この日にしか見られないコラボレーションが多くの注目を集めました。

開演時刻になると、「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」の白膠木簓役の岩崎諒太さんと、イヤホンズの長久友紀さんという関西出身のコンビによる影ナレーションが始まりました。軽快なトークで注意事項を伝え、「“EVIL A LIVE” 2024、スタート!」というコールと共にイベントが幕を開けました。

イベントのオープニングを飾ったのは、超人的シェアハウスストーリー『カリスマ』から七人のカリスマ声優たちでした。小野友樹さん、山中真尋さん、福原かつみさん、細田健太さん、日向朔公さん、大河元気さん、橋詰知久さんの七人は揃いの白いスーツ姿で“カリスマピクニック”を披露し、観客の盛り上がりは最初のパフォーマンスから凄まじいものでした。小野友樹さんが「凡人(カリスマファンの総称)の皆さん」と呼びかけると、大きな声援が会場を包みました。彼はさらに「トンチキな楽曲と振り付けで楽しんでください」と声をかけ、“カリスマジャンボリー”をパフォーマンスし、観客をそのコミカルな世界へと引き込みました。

次に登場したのは、日本の声優ユニットであるイヤホンズ。メンバーは高野麻里佳、高橋李依、長久友紀の3人。彼女たちは白いワンピースを身にまとい、デビュー曲「耳の中へ!!!」を元気いっぱいにパフォーマンスした。イヤホンズは、2015年に放送されたテレビアニメ『それが声優!』から結成されたユニットだ。最新アルバム「手紙」に収録されている楽曲「リクエスト」を披露し、長い活動歴にもかかわらず、彼女たちの歌声は新鮮で美しく、会場全体に響き渡った。

次のパフォーマンスは、ももいろクローバーZやその他のELR所属アーティストの楽曲制作を手掛けるクリエイティブチーム、月蝕會議によるものでした。先述の七人のカリスマ声優グループ、イヤホンズのバックバンドとしても活躍していた彼らは、今回、自らステージの前面に進み出て、圧倒的なロックサウンドを披露しました。特に「Over my DEAD copy」と「Caligula syndrome」の2曲では、その演奏力の高さが際立ちました。

続いてのセクションは、さらにコラボレーションが盛り込まれた内容でした。月蝕會議は、小林私と七人のカリスマ声優をステージに招き入れ、「14人のオトナ」をパフォーマンスしました。この楽曲は様々なジャンルを融合させたもので、「EVIL LINE RECORDS」というレーベルの特徴を見事に体現していました。

「信じてもらえないかも知れませんが、ヒプマイです。ヒプマイをギュッとすると僕になります」というユーモラスな小話で幕を開けたのは、「HEROIC LINE」に所属するシンガーソングライターの小林私でした。さっきまで14人の大人たちが立っていたステージにひとりで登場し、“加速”を歌い始めると、たった一人とアコースティックギター一本で音圧と歌の力強さで会場の空気を一気に変えました。曲が終わると、早すぎる集合時間の話から始まり、「誰がその話わかるんだよ!」とツッコミが入りそうなほどマニアックなポケモンの話題にまで広がり、その後、“花も咲かない束の間に”を情熱的に歌い上げました。短い時間の中で、小林私は自分の世界観を全開にし、アーティストとしての説得力と存在感を存分に示しました。

次にステージに登場したのは、コンプレックスと向き合う6人のメンバーで構成されたボーイズ・グループ、ODDLOREです。KOYA、RION、RYUICHIRO、RIKITO、JOSH、YUIの6人は、まず最初に“STRUGGLE”をパフォーマンスしました。会場には、彼らを初めて見る観客も多くいましたが、その切れ味鋭いダンススキルと、仲の良さが伝わるMCで、次第に声援が大きくなっていきました。続いて、ODDLOREは「Coming Dawn」を披露。この日の新しい出会いを胸に、これからの可能性を感じさせるステージとなりました。

「HEROIC LINE」に所属する高岩遼が、渋い声でキレのあるラップを披露する“I’m Prince”で登場。彼はヒップホップバンドSANABAGUN.のフロントマンとしても知られており、この日は大人のHIP HOPを存分に魅せました。さらに、スペシャルゲストとしてNagan Serverを招き入れ、“MIX JUICE feat. Nagan Server”で共演。Nagan Serverはノンビートのフリースタイルからウッド・ベースを響かせ、高岩のショルダーキーボードと共に音楽の楽しさを広げました。最後には、ポップな楽曲“スターダスト”で観客を踊らせ、一気に盛り上げました。

煌びやかな着物風の衣装に身を包んだBimiは、喜怒哀楽をテーマにしたEP『心色相環』から「怒」の感情を表現した楽曲“怒鈍器”でライブをスタートさせた。ラウドなビートに乗る彼のハイトーンヴォーカルが、瞬く間に会場のボルテージを最高点まで引き上げた。その後のMCでは、「嘘みたいな本当の話なんですが、俺、ヒプマイでした」と小林私の話をなぞるように語り、観客を驚かせた。実際、彼は俳優・廣野凌大として『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』の舞台版で波羅夷空却役を演じており、その言葉に嘘はない。続く2曲目「輪 -味変-」では、重厚な着物風の衣装を脱ぎ捨て、上半身裸にサラシを巻いたジャージー姿で現れ、「俺がイヤホンズでーす!」と叫びながら観客をジャンプさせた。SNSやインタビューでもギャンブル好きと公言しているBimiは、この日のMCでも自由奔放な発言で注目を集めた。彼のようなユニークなアーティストが所属するELRというレーベルの懐の深さが感じられる。

続いて、この日の2曲目のコラボステージが始まった。Bimiとサイプレス上野、ロベルト吉野、ODDLOREのメンバーKOYAとJOSHがステージに立ち、「Chimera」を披露した。ラップという歌唱法の多様性と豊かさが見事に表現され、化学反応のような新たなエネルギーがステージ上で次々と爆発していた。

ドレスコーズは、志磨遼平のソロプロジェクトとして展開され、前身バンドである毛皮のマリーズ時代の名曲「ビューティフル」でその存在感を示しました。この曲は、会場にいる全ての人々への愛の讃歌であり、心に深く響きます。志磨によれば、ドレスコーズはELR設立と同時にこのレーベルに所属し、すでに10年の歴史を共に歩んできました。

最新曲「キラー・タンゴ」は、4月10日に配信がスタートし、その後のパフォーマンスで披露されました。志磨は観客に向かって、「そのペンライトを見せてください!ライブハウスではあまり見たことがないんです!ペンライトは人気のバロメータだと聞いております」と語り、「愛に気をつけてね」を熱唱。観客との自由なやりとりが、このフェスティバルならではの特別な雰囲気を生み出していました。

このように、ドレスコーズのパフォーマンスは観客との強い絆を感じさせ、志磨遼平の音楽が持つ力を改めて証明するものでした。観客一人ひとりの心に響くそのステージは、10年間の歴史と共に、これからも続いていくことでしょう。

ここから15分の休憩タイムが始まる。その間、出演したアーティストのミュージックビデオが流れることになっていたが、カリスマの「セクシー野球拳」がスクリーンに映し出されると、多くの観客が一緒に楽しむことに。この休憩時間が楽しいひとときとなり、「カリスマ」というプロジェクトが観客を引き込むための巧妙な戦略だったのかもしれない。

イベントはここから後半戦に突入。吉野のターンテーブルによるスクラッチプレイで始まり、サイプレス上野とロベルト吉野が“ぶっかませ”で観客を盛り上げる。続く2曲目では、鎮座DOPENESSをゲストに迎えた「RAW LIFE feat.鎮座DOPENESS」が披露され、客席から大きな歓声が上がる。HIP HOPへの深い愛が伝わる瞬間だった。サイプレス上野とロベルト吉野は、最後に“おもしろおかしく”をパフォーマンス。力強く、平和なステージを展開し、最後は笑顔とともに「ピース」で締めくくった。

ライブが始まると同時に「オーケン!」という声が客席から響き渡る中、ロックバンド「特撮」の時間が幕を開けた。彼らは“オーバーザレインボー〜僕らは日常を取り戻す”でベテランらしい堂々たるパフォーマンスを見せ、観客を一気に魅了した。さらに、TVアニメ「さよなら絶望先生」第1期の主題歌“人として軸がぶれている”や、“綿いっぱいの愛を!”といった楽曲を披露。ラウドなサウンドと、繊細なピアノの旋律、そして大槻ケンヂの独特なヴォーカルが絶妙に融合し、アーティストとしての風格を感じさせた。

特撮は最後にドレスコーズとイヤホンズをステージに呼び込み、3曲目のコラボレーションコーナーへと突入。大槻ケンヂの唯一無二のヴォーカルに、志磨遼平の色気が溢れる声が加わり、さらにイヤホンズの可愛らしいコーラスが「さよなら絶望先生」を彷彿とさせる楽曲「雲雀の舌のゼリー寄せ」を披露した。意外な組み合わせながらも、息の合った素晴らしいコラボレーションで観客を魅了した。

コラボコーナーを終え、暗転したステージに現れたのは、音楽原作キャラクターラッププロジェクト「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」からDivision Leadersが登場。木村昴、浅沼晋太郎、速水奨、白井悠介、岩崎諒太、葉山翔太の6人が登場し、“UNITED EMCEEZ -Enter the HEXAGON-”を熱唱すると、特大の歓声が会場中に響きわたった。6人はさらに「ヒプノシスマイク SPメドレー」を歌うと、観客の熱気は一気に最高潮へ。テンションが上がりきって、甘噛み気味のメンバーのMCも含めて笑顔のステージだった。

そしてスクリーンに「VS」の文字が映し出され、ヒプノシスマイクのそれぞれのディビジョンのロゴの同様に、「正邪」や「秩序」、「性」といったカリスマのロゴが登場。さらに七人のカリスマ声優が現れると、「これを見たかったんだ!」とばかりに大きな歓声が沸いた。そして、このイベントの開催前から発表されていたコラボ「ヒプマイvsカリスマ Battle Anthem -EVIL A LIVE 2024-」で、二組のバトルがスタート。先攻のカリスマによる、ファニーでコミカルなリリックの後は、「ヒプノシスマイク、反撃開始です!」と木村昴が叫び、カリスマたちを6人のディビジョンリーダーが迎え打つ。本物のラップバトルさながらに、ヒプマイメンバーがカリスマ声優たちのいるゾーンへと移動するなど、白熱するバトルが繰り広げられた。そして、最後は「やるじゃん!カリスマ」「ヒプノシスマイク、美味いスイーツだったぜ」と熱い挨拶を交わし、健闘を讃えあった。

このEVIL A LIVE 2024のフィナーレを飾ったのは、アイドルグループのももいろクローバーZでした。ライブの冒頭で流れた“overture ~ももいろクローバーZ参上!!~”が始まると、モノノフ(ももクロファンの総称)たちは大歓声を上げ、熱いコールで迎えました。1曲目に披露されたのは「ピンキージョーンズ」。これはキングレコード移籍後初のシングルで、特撮のメンバーであるNARASAKIが編曲を担当した楽曲です。

さらに、ももクロは5月8日にリリース予定の最新アルバム『イドラ』から新曲「Heroes」を披露しました。そして、初期から大切に歌い続けてきた名曲「走れ! -ZZ ver.-」も続けてパフォーマンス。圧倒的なパフォーマンス力で観客を一気に引き込みました。「今日はアウェイかも」とMCで言いながらも、初めて見る人々さえも引き込むその力は、彼女たちがアイドル界で特別な存在であることを証明していました。

ももクロはステージ上から「ヒプマイの皆さん!」と声をかけ、ヒプノシスマイク -Division Rap Battle- のディビジョンリーダーたち6人と共にコラボ楽曲「Cross Dimension」を披露しました。この曲は全編にわたってラップがフィーチャーされており、ヒプマイチームはもちろんのこと、ももクロもこれまでに数多くのラップ曲を歌ってきたため、ビートに乗るパフォーマンスも完璧でした。ポジティブなメッセージが会場全体に広がり、多幸感に包まれました。

最後には、ヒプマイの「ラップって楽し『C』!」という掛け声とももクロの「私たち、今会えるアイドル、週末ヒロインももいろクローバー『Z』!」という掛け声が響き渡り、「EVIL LINE RECORDS 10th Anniversary FES.“EVIL A LIVE” 2024」のフィナーレを華々しく飾りました。

セトリ

<七人のカリスマ声優>
M1. カリスマピクニック
M2. カリスマジャンボリー
<イヤホンズ>
M1. 耳の中へ!!!
M2. リクエスト

<月蝕會議>
M1.Over my DEAD copy
M2. Caligula syndrome

<七人のカリスマ声優×月蝕會議×小林私>
M1. 14人のオトナ

<小林私>
M1. 加速
M2. 花も咲かない束の間に

<ODDLORE>
M1. STRUGGLE
M2. Coming Dawn

<高岩遼>
M1. I'm Prince
M2. MIX JUICE feat. Nagan Server
M3. スターダスト

<Bimi>
M1. 怒鈍器
M2. 輪 -味変-

<Bimi × ODDLORE × サイプレス上野とロベルト吉野>
M1. Chimera

<ドレスコーズ>
M1. ビューティフル
M2. キラー・タンゴ
M3. 愛に気をつけてね

<サイプレス上野とロベルト吉野>
M1. Intro
M2. ぶっかます
M3. RAW LIFE feat. 鎮座DOPENESS
M4. おもしろおかしく

<特撮>
M1. オーバーザレインボー〜僕らは日常を取り戻す
M2. 人として軸がぶれている
M3. 綿いっぱいの愛を!

<特撮×ドレスコーズ×イヤホンズ>
雲雀の舌のゼリー寄せ

<Division Leaders fromヒプノシスマイク -Division Rap Battle->
M1. UNITED EMCEEZ -Enter the HEXAGON-
M2. ヒプノシスマイク SPメドレー

<Division Leaders VS 七人のカリスマ声優>
M1. ヒプマイvsカリスマ Battle Anthem -EVIL A LIVE 2024-

<ももいろクローバーZ>
SE: overture ~ももいろクローバーZ参上!!~
M1. ピンキージョーンズ
M2. Heroes
M3. 走れ! -ZZ ver.-
M4. 黒い週末

<ももいろクローバーZ × Division Leaders>
M1.Cross Dimension

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